コロナ禍による売上減。新たな事業の柱をつくるためにWebマーケティングを取り入れた背景とは。

コロナ禍で売上は三分の二に落ち込んだ。
EC事業を新たな収益の柱となる事業へと成長させるために
Webマーケティングが重要だと感じた。

そう語ってくれたのは、お弁当の製造・販売を行う会社で役員として活躍する高梨さん。

マケキャンの学習コースを受講した目的や受講後の変化などを、赤裸々に語っていただきました。

新たな事業の柱をつくりたい」「マーケティングは未知の領域だけど興味がある」などとお考えの方は、是非参考にしてみてください!

高梨さん

徹底的に食の安全を追求した衛生管理と、炊き立てにこだわった炊飯システムで、1日に最大5000食を提供するお弁当の製造販売会社に役員として勤務。
コロナ禍の影響により、新たな売上の柱となる事業を模索する中で、マケキャンの学習コース(戦略)を受講。

 

見よう見まねでWeb広告を出すだけは、効果検証と改善ができなかった

 

ー まずは学習コースの受講お疲れ様でした!
早速ですが、Webマーケティングに興味を持った経緯について教えてください。

高梨さん:コロナ禍で売上が大きく下がったことが最初のきっかけです。

弊社では、毎日企業向けの昼食弁当や観光客向け弁当を製造販売しているのですが、人の移動が激減した影響を大きく受けてしまいました。

特に観光客向け弁当の売上はゼロに、売上全体で見ても三分の二まで落ち込んだんです。

そこで、「他に新たな収益源を立ち上げなければならない」ということでネット通販での新商品販売を開始し、どのように進めていくべきかを学びたいとWebマーケティングに興味を持ちました。

 

 

ー 新たにEC事業を立ち上げたということでしょうか?

高梨さん:実はコロナ前からお土産品をネットで販売するということには取り組んでいたんです。

ただ、自前のECサイトを運営したり本格的に広告運用を行なったりというのは初めてで、新たな事業の柱にすべく本格的に注力し始めたということですね。

代表を中心に、仮にコロナ禍が終わっても100%元の市場に戻ることはないと判断して、対策を講じることとなりました。

 

 

ー なるほど…!
高梨さんご自身はマーケティングのご経験がおありだったのでしょうか?

高梨さん:いえ、ほとんど無知の状態で今回の事業にアサインされました

強いて言えば、県が主催するマーケティングの講習会に参加したことや、インスタグラムに少額で広告を出したことがある、という程度です。

そのため、「どうやったら自社商品が売れるのか」「何に取り組めば良いのか」などは全くわからず、Webマーケティングの仕組み自体もよく理解できていない状態でした。

 

 

ー 新たな挑戦だったんですね!
インスタグラムの広告については独学で入稿していたのですか?

高梨さん:そうですね。見よう見まねで広告を出してみて、どれくらいの人に表示されたか・どれくらいの反応があったか、などはチェックしてみました。

しかしながら、実際にどの程度の効果があったのかや、継続的にモニタリングをしてPDCAを回す、ということまでは一切やれていなかったですね。

マケキャンではまさにその部分も含めた全体的なマーケティングの流れを学びたいと思って、知人から紹介された時に戦略コースを受講しようと考えたんです。

経営方針の転換を余儀なくされたコロナ禍。
オンラインでの売上を伸ばすためには、Webマーケティングの全体像や戦略設計を学ぶ必要があった。

マーケティングは正解が一つじゃないからこそ、様々な人の考え方を取り入れるべき。

 

ー 実際にマケキャンを受講してみていかがでしたか?

高梨さん:最初はかなり戸惑いました(笑)。

正解のない課題を一から自分で考えていく、というマーケターの仕事を最初の週から体験することになったので、最初何から手をつけるべきか難しかったです。

毎回講義の動画を見て、教わったことからまずやってみてから、なんとか自分の力で進めてみる、という繰り返しでした。

 

 

ー 「正解のない課題」というのは核心をついた言葉ですね!

高梨さん:実際、学習サポーターである現役マーケターからのフィードバックも、良い意味で人によって観点がバラバラで、経験を積む中で「正解は一つではなく、それぞれの考え方が大事なんだ」ということがわかってきました。

だからこそ、土曜日の全体講義や木曜日の補講の時間で、自分以外の同期受講生や学習サポーターの多様な考え方を取り入れることができたのはよかったです。

 

 

ー 素晴らしいです!
その他にマケキャンを通じて印象的だったことはありますか?

高梨さん:あとは、やはり講義を通じて成果物ができるのがよかったです。

職場でも事業戦略や商品開発に際して、提案資料を作成するような機会はありましたが、ここまで緻密に全体のストーリー構成や主張を補う根拠づけを行なってこなかったので、徐々にクオリティが上がっていく感覚を得られました。

大変ではありましたが、同時に大きな達成感がありましたね(笑)。

 

 

ー マーケティングの全体戦略を組み立てられるようになったんですね!

高梨さん:はい!学習サポーターの方々が、常にアドバイスをくれたことも助かりました。

自分の成果物に対して「もっとこういう風にしたほうがいい」と言うだけではなく、「さらに一歩レベルを上げるならここにも取り組むと尚良い」というところまで教えてくれるのがよかったです。

 

 

ー なるほど!
実際に仕事の現場で活かせそうな学びはありましたか?

高梨さん:そうですね、冒頭にお話ししたように今まで小規模に広告を運用していた中で「どの程度の効果があったかを測る」「継続的にモニタリングをしてPDCAを回す」という課題があったのですが、マケキャンでの学習を経て「こういうところを見て改善していこう」とデータの見方や対策の立て方がかなり変化したと思います。

EC事業を担当しているメンバーとの連携も今まで以上に具体的に話せるようになり、今後の成果につながることを期待しています。

マーケティングの正解は一つではない。だからこそ、継続的に効果をモニタリングしながら試行錯誤を繰り返していく必要がある。

EC以外にも様々な場面でマーケティングが活かせる

 

ー 学習コースを終えた今、現場ではどのようなことに取り組んでいますか?

高梨さん:まずはやはり元々取り組んでいたEC事業の売上を上げるため、今後の戦略を模索しているところです。

ご存知の通り、冷凍弁当などの競合商品がかなり増えてきているので、「自社商品の強みは何か」「差別化できるポイントは何か」を改めてリサーチしています。

また、今後はWeb広告を活用してどのように売り上げに繋げていくか、全体的な戦略を立てていく予定です。

 

 

ー なるほど!高梨さんご自身の目標などはあるのでしょうか?

高梨さん:個人的には、今取り組んでいるEC事業だけでなく、様々な領域でマーケティングの学びを活かせたらと思っています

例えば、競合分析やUSP(自社の独自性・特長)分析を用いた商品開発やパッケージデザインなどですね。

自分が作るわけではありませんが、コンセプトや全体の構成から関われたら嬉しいです。

 

 

ー 色々な場面で学びを活かせそうですね!

高梨さん:はい。正直EC事業はまだまだ規模の小さい事業なので、新たな売上の柱となるよう成長させていきたいです。

最終的には、多くの予算をWeb広告に活用できるような主力商品を生み出せたら嬉しいですね。

 

ー 素敵なお話をありがとうございます!マケキャンスタッフ一同、高梨さんのご活躍をずっと応援しています!

マケキャンでは、無料カウンセリングを行なっています。
一人ひとりの目的に合わせながら、背景に寄り添ったアドバイスをしています。
Webマーケティングを学んで、現職に活かしたい方やキャリアアップを図りたい方など、是非お申し込みください。