広告業界歴20年、現在は経営者としても活躍されるプロマーケターの近藤さん。
経営者としてご活躍する傍ら、マケキャン講師としても数々の卒業生を送り出しカリキュラム設計にも携わる近藤さんに、「転職コースの制作に込めた思いとは」というテーマでお話いただきました。
「未経験からWebマーケターを目指すにあたって、どんなスクールを選ぶべきかわからない」
「どんな講師から学べるのか知りたい」などのお気持ちの方は、是非参考にしてみてください!
近藤講師
広告代理店、事業会社等にて15年の業界歴を経たのち、独立・起業。
現在ではマーケターとして活躍しながら、フィットネスジムの経営にも携わる。
また、マケキャン講師としても活動し、これまで約500名程度の卒業生を担当。
※Xアカウント:https://x.com/matchicchi
<経歴>
・SESのネットワークエンジニア(7年)
・証券会社で社内SE兼Webマーケティング担当(5年)
・ネット専業広告代理店にて広告運用担当(1年)
・同社でメディアプランナー兼広告運用担当(3年)
・同社でアカウントプランナー兼メディアプランナー兼広告運用担当兼クリエイティブディレクター(3年)
・人材系企業でWebマーケティング担当(2年)
・フリーランスとして独立。マーケティングコンサルティング及びマケキャン講師(現在)
多くの採用実績を誇る「転職コース」制作に秘められた思いとは?
ー 近藤さん、本日はよろしくお願い致します!まず始めに、近藤さんがマーケターになろうと思ったきっかけを教えてください。
近藤さん:よろしくお願いします!
最初はネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートしたのですが、働いていくうちに「もっと本質的に企業の成長や拡大に携わるような仕事をしてみたい」と考えるようになりました。
その中でも、会社という組織の中で売上に直結する施策を考える、参謀のような役割を果たせるようになりたいと考え、マーケターへ転向しました。
ー 参謀ですか…!面白い表現ですね。
近藤さん:私は元々戦国史など戦いの時代の歴史が好きなのですが、特に憧れたのが諸葛亮孔明など戦いにおける参謀のような存在でした。
どの時代も参謀や軍師と呼ばれる人は戦争において「戦略」を考える人です。
さまざまな歴史を学んだ結果、「戦略」は勝敗を決める最も重要な要素だと考えるようになり、どうせ仕事をするなら一番重要なところを担いたいと思うようになりました。
そして、それを現代の資本主義社会に置き直して考えたときに、会社の経営戦略や事業戦略に沿って最も重要な集客やブランディングを担っていくマーケターという仕事が、最もそれに近いと考え、マーケターとしてのキャリアを歩み始めました。
ー とてもかっこいいです!これまで約20年の業界歴を経た近藤さん視点で、Webマーケティング業界で活躍するために必要な要素はどのようなものだと思いますか?
近藤さん:前提としてWebマーケティング業界という言葉は定義がとても広いので、どのような会社や環境で活躍するのか?によって必要な要素は異なると考えます。
例えば広告代理店で活躍したいのであれば、何よりもまずクライアントの心を掴み、誰よりもクライアントから必要とされる存在になる必要があります。
よって、誰よりもそのクライアントのビジネスを理解し、課題に寄り添い、解決に伴走できるかが活躍のカギになります。
一方で、事業会社のマーケティング部門で活躍したい、ということであれば、もちろん広告代理店など外部のパートナー会社とのやり取りも重要ですが、それ以上に社内の関係者の状況、課題、言い分などを正しく理解し、まとめ上げ、推進をしていくといった、いわば社内での立ち回りの部分が重要です。
ただ、それぞれに共通して言えることは、やはり「知的好奇心や学習意欲が強い人ほど、マーケターとしては長く活躍できる」ということです。
マーケティングの世界は移り変わりが激しく、また昨今の技術進化も目覚ましいものがあります。
そのような変化の激しい世界で生き残っていくためには、常に新しいことを吸収し、またそれを面白いと思えるスタンスが重要なのではないかな、と思います。
ー 学び続ける姿勢が活躍する上で重要なんですね!近藤さんも昔から知的好奇心や学習意欲が強いタイプだったのでしょうか?
近藤さん:私の場合は、知的好奇心も強かったですが、それ以上に昔からとにかく無駄なことをやるのが大嫌いだったんですよ(笑)
仕方のないことですが、サラリーマン時代はこの「無駄な仕事」が日々溢れていました。
自分がやりたくない仕事をやらないで済むためには、勉強をして知識をつけて、論理的になぜやるべきではないのか、代案としてはどういうものがあるのか?を考える必要があります。
やっていくうちに勉強する癖、探求する癖、論理的に伝えることが上手くなっていったという感じでしょうか。
ー 近藤さんらしいエピソードですね!そんな近藤さんが設計・監修されているマケキャン「転職コース」についてお伺いしますが、どのような部分を意識して制作にあたったのでしょうか?
近藤さん:まず前提として、「転職コース」はマーケティングの土台とも言える戦略設計〜提案部分のスキルを身につけることを目的としています。
これができるようになるためには、以下の多様な能力が必要になります。
・リサーチ力
・問題解決力
・論理的思考力
・対人理解力
・コミュニケーション力
・ビジネス知識
・業界理解
などマーケティング知識やスキル以外に、そもそもの高いビジネススキルが求められる、いわば総合格闘技のようなものだと考えています。
また当然ながらクライアントと約束した納期までにこれらをこなすことが必要になるため、タスク管理能力や社内のメンバーを巻き込み推進するプロジェクトマネジメント能力まで、求められるスキルは多岐にわたります。
ですが、これだけ難しいスキルが求められる一方で、この戦略設計〜提案部分について入社後に教育をしてくれる会社はほぼ存在しない、というのが現状です。
これらの学びづらい要素をじっくり腰を落ち着けて学べるカリキュラムを作りたい、そのような思いから「転職コース」を設計してきました。
ー 確かに「戦略設計」と言葉で言うのは簡単ですが、要素分解をすると本当に多くのスキルが必要なんですね…!
近藤さん:その通りです。
言ってしまえば、マーケティングの知識やスキルは勉強すれば後からどうにでもなる領域ですが、マケキャンで教えているような本質的な物の考え方やそれをアウトプットするスキルは一朝一夕では身につきません。
よって、マケキャンは受講生に対して、マーケティングを教えているというよりも「ビジネスそのものを教えている」という意識で臨むようにしています。
だからこそ、高い採用実績やその後の卒業生の圧倒的な活躍が実現できているのだと考えています。
業界歴20年のベテランマーケターが直接指導。
ー 先ほどマーケティングの世界は変化が激しいという話もありましたが、「転職コース」のカリキュラム内容は常にアップデートされているのでしょうか?
近藤さん:もちろん日々アップデートを行なっています。
アップデートの観点として、大きく3点です。
1.情報のアップデート
例えば検索広告の部分一致という言葉は2024年にインテントマッチという名前に変化しました。単に名前が変化しただけでは無く、その名前の変化にはGoogleの今後の思想が現れています。そういった思想も含めて反映します。
2.セオリーやトレンドのアップデート
戦略設計、広告運用、クリエイティブ開発などにはセオリーとトレンドがあります。私も日々勉強・研究・ブラッシュアップを繰り返しており、その変化を反映します。
3.伝え方のアップデート
受講生へ課題を伝え、それらを受講生からの質問やプレゼンを受けて、どのように伝わったのか?を理解し、より良い伝え方をするためにはどう表現すれば良いのか?という点を反映します。
このように日々改善の種は生まれるため、 定期的にその内容に応じたアップデートを行なっています。
ー 受講生の反応を見ながら内容もブラッシュアップしていっているのですね!マケキャンでは毎週の講義に向けて課題が出ると思いますが、近藤さんから見てその課題の難易度はいかがでしょうか?
近藤さん:もちろん簡単ではないですよ。簡単だと、せっかく時間とお金を使って学びに来ている受講生に申し訳ないですから。
そもそも、マーケティングとは?という原点に立ち戻ると、クライアントのモノが売れる仕組みを作り集客を代行することであり、これを司るのがマーケターという仕事です。
前提として我々はとても難しいことに取り組んでいるんですよね。ですので、簡単なはずがないんです。
しかし、時間をかけてしっかり思考すれば未経験でも問題なく取り組める内容になっていますし、その学習をサポートするために私たち講師の存在があります。
ー 課題も受講生の皆さんにとって取り組みがいのある内容になっているのですね!毎週の講義や補講ではどのような講師の方が指導されているのでしょうか?
近藤さん:私自ら、講義や補講に参加し指導しています。
もちろん受講タームが重なり複数のコマが同時開催となってしまった場合などは、どれか1つのコマに参加せざるを得ませんが、それでも補講は全て参加するようにしています。
ー 近藤さんに直接教えていただけるんですね!受講生が課題をこなす中で出てきた疑問や質問に対してはどのように対応していますか?
近藤さん:受講生はSlackというビジネスチャットを使って質問をし放題になっています。そこで質問を受けています。
複数の講師が持ち回りで回答を行なっていますが、その中でも私が直接回答することが多いですね。
マケキャンでは本番を想定した学習形式となっているため、毎週の課題提出も厳しく納期を設けています。
よって課題の提出期限間際などは質問が集中することもありますが、受講生の学びを止めないためにも何よりも優先してスピーディに回答することを心がけています。
「本物のマーケターを育てる」ことにフォーカスしたカリキュラム設計。
ー 「転職コース」において他のスクールにはないマケキャンならではの強みとはどのようなところでしょうか?
近藤さん:これを良いと捉えるかは人それぞれですが、これほど実践的で難しいスクールは他にないと思います。
私がこれまでの20年の業界歴で積み上げてきた内容を詰め込んだカリキュラムになるので、難易度が高いのは当たり前なのですが、それでもやり切れば確実に実務で使える力が養えるということは保証します。
繰り返しになりますが、マーケターの本質は「Web広告の運用ができる人」ではなく、「クライアントのモノが売れる仕組みを作り集客を代行する人」です。
そんな本物のマーケターとなるために必要なスキルを教えることができるのが、マケキャンの最大の魅力だと考えています。
ー 近藤さんが20年かけて積み上げてきた内容を数ヶ月で学べるということ自体が、とても魅力的ですね!学習後の転職活動に関して、講師から受講生に対して何かサポートされていることなどはあるのでしょうか?
近藤さん:補講と呼ばれるオンライン講義での質疑応答やSlackでのチャットサポート、Xなどを通して受講生からキャリアについて相談されることも多くあります。
キャリアについては、私はその道のプロではないので、具体的なアドバイスは社内のキャリアアドバイザーと連携をしながら回答していますが、あくまでマーケター視点で自身の意見はお伝えするようにしています。
例えば、広告代理店と事業会社のどちらに進んだ方が良いかや、フリーランスとして独立するためのロードマップなどはよく相談をいただくテーマですね。
ー なるほど。学習だけでなく、転職という観点においてもサポートされていらっしゃるんですね!
最後に、今後マケキャンの受講を控えている方や検討している方に向けて、応援メッセージをお願いします!
近藤さん:最後まで読んでくださった方の中には、「マケキャンは難しそう」と感じた方もいらっしゃると思います。
マーケティングというもの自体がとてつもなく範囲が広く、難易度の高いものです。
それを学ぼうとするので、マケキャンのカリキュラムも当然難しくなっています。
ただ、マーケティングほど正解のない面白い世界はないと私は考えています。
簡単なゲームはすぐに飽きます。マーケティングは正解のないゲームのようなものです。
20年も前にこの世界に飛び込みましたが、飽きるどころか日々新しいことの発見で、ワクワクの連続です。
きっとみなさんもこの面白い世界を一緒に楽しんでもらえるのではないかと思いますので、興味がある方はぜひ一歩前に踏み出してみてください!
ー 近藤さん、ありがとうございました!引き続き、講義にてよろしくお願いいたします!
いかがでしたでしょうか?
マケキャンでは、近藤さんのような経験豊富なマーケターが在籍しており、受講生ひとりひとりに寄り添い指導をしています。
もっとマケキャンを知りたい!と思われた方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください!