Webマーケティングを学んだからこそ再確認できた「進むべき道」──出産、渡米を経て復職予定のマーケターがマケキャンで得たもの

パートナーのアメリカ駐在と出産・育児が重なり生じた「キャリアの中断」。
“再開”を目前に改めてキャリアと向き合い、
受講を決めたマケキャンを通して気付いた「本当にやりたいこと」。

本記事でお話を伺った浅倉さんは、インタビュー実施時、アメリカにお住まいでした。新卒で入社した製薬会社のマーケティング部門で製品開発やプロモーションを手掛けた「マーケター」である浅倉さんが渡米したのは、第2子のご出産とパートナーのアメリカ駐在が重なったことがきっかけだったと言います。

新たな生活への期待感はあったものの、仕事を辞めなければならないことに対しては「未練もあった」と言います。
マーケティング経験者である浅倉さんは、なぜマケキャンの受講を決めたのでしょうか? そして、受講の末に「自分の志向が明確になった」と言う浅倉さんは、キャリアについてどのような選択をしたのでしょう?

産休・育休中であるものの、何かを学びたいと考えている方や、マーケターとしてキャリアアップしていきたいと考えている方は、ぜひ浅倉さんのお話を参考にしていただければと思います。

浅倉さん

新卒で製薬会社に就職後、マーケティング部門に配属され、製品開発やプロモーションに従事。
2年間の産休・育休を挟みながら10年間勤務。のち、第2子の出産とパートナーのアメリカ駐在決定を機に同社を退職し、渡米。
アメリカで生活を送りながら、マーケターとしての幅を広げるべく、マケキャンの受講を決めた。

マーケターとしての「弱み」を克服するために

──マケキャンを受講するまでは、どのようなキャリアを歩んで来たのでしょうか?

浅倉さん:新卒で製薬会社に入社し、退職するまで、ずっとマーケティングに関連する部署にいました。2年間の産休・育休期間があったので、実質的に勤務していたのは8年間ということになりますね。

その8年間の中では、大きく2つの業務を担当しました。製品開発とプロモーションです。マーケティングに関連する部署と言いましたが、私がいた会社のマーケティング部門には商品開発に近い業務も含まれていて、キャリアの前半は化粧品の開発を、後半はプロモーションを担当しました。

──プロモーション担当としてはどのような業務を?

浅倉さん:まず、商品に合わせたビジュアルイメージを広告代理店と考え、テレビCMや販促物などのプロモーション施策に落とし込んでいくようなイメージですね。なので、オフライン広告を担当することが多かったのですが、時代の流れに合わせて会社としても「Webマーケティングにも力を入れていかなければならないよね」という認識になり、私も退職前の短い時間でしたがWebマーケティングを担当することになったんです。

それまでのルーティン業務に加えて、Webマーケティングの勉強や実務もやらなければならなくなったわけですが、なかなか新たな知識を入れられていない自分がいて。そんなもやもやしていた時期を過ごす中で、第二子の出産と夫のアメリカ駐在が重なったんですね。それで、会社を辞めることに。元々海外に行ってみたいと思っていたこともあり、前向きな気持ちもあったものの、仕事も好きだったので残念な気持ちもありましたね。

渡米した当初は英語がまったくできなかったので、オンライン英会話講座で英語を勉強しながら、夫と2人の子どもとアメリカで生活し、4年ほどが経った2021年10月ごろ、3ヶ月後に夫の駐在が終了することが決まったんです。そのタイミングで、改めて私自身のキャリアと向き合うことになり、転職サイトなどを見るようになりました。

 

──これまでのキャリアが活かせる、マーケティング関連の仕事を探していたのでしょうか?

浅倉さん:そうですね。ただ、先ほど言ったようにずっとマーケティングに携わっていたものの、Webマーケティングの知見はあまり持っておらず、そこが自分のウィークポイントだなと思っていたんです。アメリカにいた間も勉強できていませんでしたからね。

だから、まずはWebマーケティングを勉強しなければならないと思って、書籍を購入し独学で勉強を始めたものの、なかなか頭に入ってこなかった。本で勉強することも大事だとは思うのですが、やっぱり最も効率がいい勉強方法って「実践」だと思うんです。でも、アメリカにいながらにしてWebマーケティング業務を実践できる機会なんてありませんし、どうしようかなと思っていたときに、マケキャンを見つけたんですよね。

実は英会話の勉強は『DMM英会話』を利用していて、マケキャンは同じDMMグループのサービスだということで信頼感もあり、すぐに受講することを決めました。

 

「大事なのは『How』ではないこと」を思い出した

──では、アメリカで生活しながら、マケキャンを受講してくださっていたのですね。
浅倉さんは転職コースではなく、学習コースを受講されていたと思います。

浅倉さん:はい。事務局や講師の方々との連絡は、Slackを使うことが多かったのですが、転職に関する情報ですとか「キャリアアドバイザーとお繋ぎします」といった、転職者コースを受講されている方向けの情報が多く、最初は「転職者コースの方が優先されるのかな」と思ったんです。でも、勘違いでしたね(笑)。

講師の方々も、事務局の方々も全員に対してフラットに情報を提供してくれました。なので、とても学習が進めやすかったですし、遠慮せずがんがん質問していました。

 

──カリキュラムの中で特に効果的だったと感じたポイントがあれば教えてください。

浅倉さん:実戦形式であることですね。マケキャンのカリキュラムは、リアルに存在するサービスのマーケティングを、広告代理店の担当者として実施します。私が事業会社側にいたこともあって、どうすべきか想像しやすかったですし、先ほども言ったようにやはり実践的な学習の方が知識は定着しやすいですよね。

 

──特に学びになったと感じているのはどのような部分でしょうか?

浅倉さん:「顧客理解」が何よりも大事だということを、改めて実感できたことでしょうか。
カリキュラムの中で私は広告代理店の担当者のような「提案する側」なので、最終的にはバナー広告などのデザインについて提案しなければなりません。
しかし、大事なのはその前段、つまりクライアントにとってのお客様のペルソナをしっかりと想定することです。ペルソナ設定が甘ければ、最終的な提案がずれたものになってしまう。

マケキャンの講師陣は、「ペルソナ設定がまだ甘い」「このペルソナと、その提案内容はつながっていないのではないか」と的確に指摘してくれました。そういったフィードバックを受けて「たしかに自分本位なデザインになっていたな」と気付くこともあって、顧客のことを考え尽くし、顧客のための提案をすることの難しさとその重要性を学んだんです。

講師のみなさんは、もちろんマーケティング手法に深い知見を持っています。でも、そういったHowではなく、大前提となるスタンスやWhyの部分からしっかりとフィードバックをくれた。つい小手先に頼ってしまうこともありますが「大事なのはそこではない」ということを思い出させてもらいましたね。

 

Webマーケティングの知見を、モノづくりに活かしたい

 

──受講のきっかけは、帰国後の仕事をどうするか考え始めたことだったと思います。今後の進路は決まりましたか?

浅倉さん:はい。ありがたいことに、渡米前に務めていた製薬会社に戻れることになったんです。具体的な業務内容はまだ決まっていないのですが、以前のようにマーケティングの部署に配属されることになっています。

マケキャンを受けてなかったら「どんな業務を担当することになるのかな?」と不安を感じていたかもしれませんが、今は自信が付いたというか「何でもやる準備はできています」という感じですね(笑)。

 

──面談などで希望を伝える機会はあったかと思うのですが、Webマーケティング職を希望されたのでしょうか?

浅倉さん:いえ、そうではないんです。受講の理由を「Webマーケティングを学びたかったから」と説明しましたが、もう少し具体的に説明すると「マーケターとしてのひきだしを増やしたかったから」。マケキャンで広告代理店の担当者としてWebマーケティングの仕事をしてみて、とても魅力的な仕事だと思った一方、やはり私は事業会社でサービスやモノを作ることに携わり続けたいと思うようになりました。志向が明確になったというか。

なので、これからはWebマーケティングを極めていくというより、その知見をモノづくりに活かせるような仕事がしたいと思っています。
以前とは違い、プロモーションまでも視野に入れた企画ができるようになっているはずです…!

 

──「化粧品の開発」という意味では、キャリアの前半で担当されていたことと同じ仕事ではあるものの、Webマーケティングの知識を学んだことによってその幅が広がった?

浅倉さん:そう思います。私が現在住んでいるのはシリコンバレーの近くなんですが、ここで知り合った方々は、英語がネイティブでない方ばかり。それでも、アメリカの職場で活躍している。「これなら誰にも負けない」といった強みを持っているんですね。

化粧品の開発が私にとっての強みと言えるかというと、まだまだそうではない。ですが、私が元いた会社に戻るのは健康とか医療分野に対して想いがあるからです。
マケキャンを受講して得た知見を活かし、消費者の健康や美容に貢献していきたいと思っています。

 

──キャリアの中断期間の間に、新たな武器を手に入れられたということですね。

浅倉さん:女性の場合、すべての人がそうではないにせよ、人によっては育休・産休を取らなければならないときがあるじゃないですか。それでもキャリアアップしていきたいと考えている人もいると思います。そんな方々にとって、マケキャンはとてもいい機会になるのではないでしょうか。

育休中であっても、2ヶ月間なら集中して何かを学ぶことってできると思うんです。ただ、私の経験から言うと、1人目の育児の場合は不慣れなことも多いですし、なかなか難しいかもしれませんが、2人目以降であれば、育休を取りながらでも受講できるのではないかと感じました。もちろん、人によりますけどね。

身近なママ友達で、育休中に何か勉強がしたいと言っている人がいたら、まずマケキャンを勧めると思います。

──ありがとうございます! マケキャンスタッフ一同、浅倉さんのご活躍をずっと応援しています!

 

マケキャンでは、無料カウンセリングを行なっています。
一人ひとりのキャリアプランに合わせながら、背景に寄り添ったアドバイスをしています。
Webマーケティングに興味がある方、現状にモヤっとしている方、是非お申し込みください。